私たちは今この移り変わる時の流れの中で本当に素晴らしい味わいをさせて頂いています。この現実の世界でしか味わうことのできない感動を、鮮やかな光景や劇的な現象を通して感じさせて頂くことができています。これは本当に素晴らしい経験です。
喜びや悲しみ、心躍る感動や辛い別れ。すべての感動は命を頂き、この世界に生きているからこそ感じることができる本当に尊い瞬間です。このことを深く知り、大いなる感謝と歓びの感動で生きていくことが私たちの本来の生き方です。
実際に感じられるありがたさ
大自然の大いなる生命のお力お働きにより、今私たちが生きているこの世界が現され、命あるすべてが実際に生きることができています。
大自然の大いなる生命のお力お働きとは、すべての生き物にとってなくてはならない生命の源であり、生命の大親です。
物質として実際に感覚を通して感じられる今のこの世界をお創り頂き、私たちが身体をもって生活していくことできるこの宇宙を138億年もの遥か昔から現してくださり、太陽や地球といった宇宙を構成している無数の星の数々までも必要なものはすべてお創りくださいました。勝手にそうなったわけでも偶然できたわけでもありません。最初からそのようにしようという御心がこのように現してくださっておられます。
これだけ壮大な規模の世界をお創りくださった理由は、生命を与えたすべてのものに素晴らしい思いをさせてくださろうとする、ただそれだけの純粋な真心からの御心のようです。この世界で生きることでたくさんの喜びや感動を味わい、自分の観念にしていく。命あるすべてのものたちが喜びで生きて素晴らしく成長発展していくこと。そのためにこの素晴らしい世界をお創りくださいました。
私たちは今この世界でたくさんのことを実際に感じられる素晴らしい機会を頂いて、自分の観念をつくっている最中です。毎日の生活の中で何かを見たり聞いたりしながら、何かを思い考えます。些細なことから特別なことまで、その一つひとつの思いが自分の観念となり心をつくりあげていきます。ですから実際に何かを感じられること自体がとても素晴らしいことでありがたいことです。
一人ひとり心はみんな違います。親子や兄弟で身体は同じようであっても心はそれぞれ違います。心は自分独自のものにすることができます。心が自分自身の本質であり、どのように感じるか、どんなふうに考えるか、どんな意識で日々暮らしていくか。それが自分です。
ですから今実際に感じた思いを大切にし、なくさないようにしてください。その時に感じた思いはその時だけの思いです。その思いが自分の観念となり、この先の自分の意識をつくっていきます。
そうした実際に何かを感じさせていただきことができる本当にありがたい世界です。
生きていることを現実の問題としてとらえる
生命の誕生そして死。大自然の営みによる絶え間ない繰り返しが、この世界を現している元となりすべてが成り立っています。この当たり前で絶対的なことが生命全体の均衡を保つための大事な役割を果たしています。
私たちは生命の誕生を喜び、そして死を悲しみます。では誕生だけがあり、死がなくなったとしたら世の中はどうなってしまうでしょうか。身体の衰えである老いを恐れ、不老長寿の薬を作り出したとしたらどうなるでしょうか。おそらく考えてみるだけで恐ろしいおぞましい光景となることは目に見えています。
生きるためには命だけあればいいというものではありません。生きていくための世界、様々な現象を味わうための時の流れ、全体を成り立たせるための摂理、法則。そうした全体の均衡のもとに成り立っており、すべてをお与え頂いているということはそういうことのようです。この世界全体が一体となり調和していくことが大前提です。全体として美しく調和し、私たち一人ひとりも素晴らしく成長発展していく。そんな素晴らしく壮大な機構の中で活かされ生きています。
大自然の大いなる生命のお力お働きによりみんな生きています。自分だけ特別な命で生きているものはいません。それぞれが大自然の大いなる一部として生きているんです。
私たちは今こうして生きています。尊い生命を頂き素晴らしいこの世界で数え切れないほどの感動を味わいながら生きていることは紛れのない事実です。そのためにすべてを与えてくださっている生命の大親に感謝することはごく当然の行いです。
生きていることをもっと現実としてとらえてみましょう。ただ生きているだけでは動物たちと変わりはありません。何のために生き、この人生にどんな意味をもたせるのか。より価値ある人生にするためには何をしなければならないのか。ちゃんと考えてみましょう。
生命の親に感謝することは、信仰や宗教はまったく関係ありません。生命の親にありがとうございます。活かされ生きて感動をお与えくださっていることへのごく自然な気持ちの表れです。ただこれだけのことすら私たちにはできていません。
感謝の気持ちから次が始まる
この一生には必ず終わりがあります。限られた一生においてどんな意識をもって生きることができたかで、この人生の価値が決まります。この一生でどれだけ心を高め価値あるものにすることができるのか。その心の価値こそが自分の価値です。
なんでもそうですが価値あるものは大事に扱われます。価値がなければ忘れられ捨て去られます。ではどうすれば自分の価値を最大限に高め、充実した一生になるのでしょうか。
この世界は大自然の大いなる生命の御心により成されています。この世界のすべてに御心のお力が働いています。当然私たちもそのお力により生きることができています。ですからその御心を知り、御心に沿って生きていくことが自分の価値を高めていきます。御心によりできている世界ですから、御心に沿って生きていくことは当たり前のことです。
私たちはこれまで実際に命を頂き生きてきたにも関わらず、その御心のご存在にすら気が付かずに生きてきました。
大自然の大いなる生命のお力お働きは、私たちが知ろうが知るまいがそのお働きが止まることはありません。いつでもどこでも常に働いていてくれます。遥か昔からこれからもずっとそのお働きにより生き続けることができます。この事実を真剣に考えてみてください。やっとこのことがわかるまでに育てて頂けたのですから。
度重なる生まれ変わりという本当に尊い機会を頂いて、私たちはここまで心を高めさせて頂くことができました。そしてこれからは生命の大親のご存在を皆が悟り、生命の御子としてともに生きていくことが未来の人の姿のようです。世界中の人すべてが生命の大親に感謝し、生命の家族としてともに助け合い、支え合いながら生きていく。そんな地球になっていく時がもうそこまで来ています。それが本来の生き方です。そしてこれは私たちが何としても実現しなければならない役割があります。
私たちはこれからもずっと生き続けます。それは素晴らしく発展していくための栄光への道程です。生命の大親への感謝と生きていることの感動を胸に、自分というかけがえのない存在に自信をもって、喜びと楽しみに満ちた素晴らしい世界をともに生きていきましょう。光り輝く自分をつくっていくために。
コメントを残す