私たちは日々命の力と働きを使って気持ちの活動をしています。気持ちがいろいろなことを感じたり考えたりしながら、次に何をするかを決めています。命の力と働きをどのように使うかは気持ち次第です。そして気持ちの強さによって力と働きも変わってきます。気持ちを集中することによりそれは「念」となり、何かを成し遂げようとするときには無くてはならないものです。
生きることとは命の力を何かに使うことです。命の力をどのように使えばこの人生を価値あるものにできるのか、とても大切なことですから考えてみましょう。
命の力と働きとは
生命の大親 大親大生命 はこの世界のあらゆるものをその御心により現して下さり、今も、これから先の未来にわたり営みをしていて下さっておられます。
このことは私たちが到底理解できることではありませんが、御心という気持ちですべてをしていて下さっておられます。
そして私たちは 生命の大親 の命と気持ちの一部を頂いております。ですから今はまだ想像もつきませんがとてつもない力を頂いているのです。命とはなんでもすることができる力と働きです。気持ち次第でどんなこともすることができるんです。
私たちはいったいどれだけ素晴らしいものを頂いたのか全く気付いていません。その価値も分からず、頂いた意味も分からずに今まで生きてきました。それどころか私たちはその尊い命を互いに奪い合ってきたのです。
実際には命を奪うことはできませんし、奪ったと思っていたものは身体を使えなくしたというだけでした。問題は気持ちです。命はかけがえのないものであり一番大切なものです。その一番大切なものを奪ってでも自分の気持ちを満たそうとする醜い心です。奪ったもの、奪われたもののどちらもその瞬間に感じた気持ちはいつまでもなくなりません。
同じ生命を頂いたもの同士がその生命を奪い合う。この現実がいったいどういう意味を持つのか考えてみてください。
これからどのように成長していくのか
私たち人間は今のところこの地球上では一番進んだ生き物のはずです。これから先どの様に成長し発展していくのでしょうか。これは大変難しい課題ですね。
火を使えることから始まった私たちの進化の歴史も、今では科学も行きつくところにまで行きついた感があふれ、科学の進歩が幸せの要因でないことは誰もがうすうす気が付いていると思います。
むしろ科学が進歩したおかげで私たちが本来大切にすべき心や気持ちが軽視され、お金が中心の生活、能率、効率といった生産性を上げることが重要となり生きていることへの感謝など忘れ去られてしまっています。人と人との対立も一向に無くなりません。
これが正しい命の力の使い方ではないことはみんな分かっていると思います。ただどちらに進めばわからないので目先の事柄に一喜一憂し、自分をごまかしているだけかもしれません。では私たちの進むべき道はどちらにあるのでしょうか。
これからの成長は心、精神的な領域になってくると思います。今まではともかく突っ走ることに全力を使い、あまり考えることをしてこなかっと思います。
今までもいろいろなことを通して本当に進むべき道を示して頂いていましたが、私たちはそのことに全く気が付かず、それぞれが自分の好き勝手に歩いてきました。
そろそろいったい何のために尊い命や気持ちを頂くことができたのか。この先私たちは何をすべきなのか。真剣に考えなければならない時が来ています。
念を込めて全体のために命の力を使う
命は力は気持ち次第でどのようにでも使うことができます。気持ちを集中し念じることによってその力は強く大きくなります。ですが今まではその「念の力」を悪い方にしか使うことができませんでした。
人同士の対立からくる怒りや恨み、自分の欲を満たすための異常なまでの執着心、嫉妬心など数え上げればキリがありません。悪いことには驚くほど強い力を使えるのに、なぜ良いことには使えないのでしょうか。
命の財産である徳がないため、命の力を悪い方にしか使えないそうです。これではせっかく頂いた力を活かすことも、気持ちをより高くしていくこともできません。
これからは自分の気持ちを満たすためだけに命の力を使ってきた今までの生き方を改め、より高みを目指していくためにもっと広い視野と素直な心で生きてみましょう。そして全体のため、今は私たちはこの地球の住人ですからまずここから始めましょう。このままいけば地球上のすべての人たちも、そして地球もダメになってしまいます。それはみんなが感じていることだと思います。
今までは念の力を悪いことにしか使ってきませんでした。ここで思い切って地球のために念の力を使えるようになりましょう。まだまだ私たち一人ひとりの念の力は弱いかもしれませんが、それぞれが必死になって力を使いその力を互いに合わせることができればやがては大きな力へと成長します。うまくいかなくてもいいからともかくやってみましょう。
そしてその仕事を成し遂げた時にそれぞれ大きく成長し、今までとはちがう本当の喜びを味わうことができそうな気がします。
登場人物の一人ひとりがみんなヒーローである物語があってもいいですよね。この世界に悪者は必要ありません。みんなが正義の味方です。
生命の大親 は本当に貴い大切なものを私たちすべてにお与え下さいました。早く私たちはこのことを判り、広めていかなくてはなりません。自分さえ判ればいいでは今までと何も変わりません。素晴らしいものを頂いたすべてのものが力を合わせて未来を切り開いていくことが御心に沿った生き方だと思います。
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