私たちは今この世界で自分の心を創る活動の真っ最中です。日々の暮らしの中で感じたたくさんの気持ちは、今まで創ってきた自分の気持ちと合わさり少しずつ自分の気持ちを大きくしています。その気持ちこそが自分であり品性、気質といった何かに対してどんな感じ方や考え方をするか、どのように行動するか、それぞれが違った自分だけの特性を持っていますね。そして気分や欲求まで自分の気持ちが決めています。ですから自分の気持ち次第で素晴らしくもみすぼらしくもなります。
まずは自分の気持ちを正しく認識する
素晴らしい心を創るためにはまず自分がどんな気持ちを持っているかをわからなければなりませんね。自分を客観的な視点で評価する。ですがこれは言葉でいうほど簡単なことではありません。つい自分に都合の良い解釈をしてしまい、たとえ悪いところがあってもやすやすとは認めません。今まで作ってきた自分の気持ちはとても大切なものであり、容易く捨ててしまえるものではありませんから。
ここで大切なことは命と気持ちは決して終わることなくずっと続いていきます。この人生が終わり次の人生を頂けたとしても気持ちは今のこの人生のままです。たとえ生まれ変わって身体は新しくなっても気持ちは今のまま変わりません。次の人生は身も心も新しく生まれ変わってとはならないようです。
自分の心から良くも悪くも逃れることはできません。自分の悪いところや嫌いなところ、人に嫌な感じを与えてしまうところがあれば直さなければなりません。まして人に恐怖を与えたり傷付けてしまうことがあればそのまま放置しておくことはできません。人に与えた苦しみをずっと感じながら生きていかなければならないからです。
自分と向き合い自分を見つめることができるのは成長の証しです。心の段階が高まれば高まるほど自分をより高いところから客観視することができるそうです。自分の良いところ悪いところ、好きなところ嫌いなところ、自分が他の人達にどんな印象を与えているのか。自分は何に対して関心があり喜びを感じているか。そのほかにもたくさんあると思いますが、まずは自分のことを冷静に分析してみましょう。他の人の意見も大切です。自分では思ってもみないことで人を傷つけているかもしれません。まずは自分のことを公平に知ることが素晴らしい心を創るために大変重要なことです。
感情をコントロールする努力
自分の心を考える上で大変なのがとっさに出る感情的な気持ちですね。むしろ瞬間的に出る感情が自分の心の本質的なところかもしれません。その感情が人を喜ばせたり楽しくさせるものであればもっと伸ばしましょう。反対に人を不愉快にさせたり嫌な気持ちにさせてしまうものであれば、その感情が出ないようにコントロールする術を身に付けなければなりません。
何か一つのことに対して嫌だな思うことや、他の人を悪い気持ちにさせてしまう行動をしてしまう場合は、新しい気持ちを創ってその気持ちに置き換えます。
今まではそのことをしたくてしていたのですから簡単ではありません。場合によってはせずにはいられない強い気持ちであり、それが自分本来の気持ちですからなかなか受け入れることはできません。ですがここで頑張って変えなければいつまでもその気持ちは変わりません。それには自分を元から変える強い意志、信念が必要となります。新しい自分を創るために頑張ってみましょう。
私たちはまだまだ未完成であり、成長の途中ですから悪いところもたくさんあります。そこをひとつひとつ丁寧に新しい気持ちに変えていくことが心の成長だと思います。
自分の気持ちを変えることは自分にしかできません。
どんな気持ちを創れば良いのでしょう
人に喜びや楽しみを与えることができる魅力のある心を創っていきましょう。具体的に考えてみますと
- 全体のことが考えられる広い心と何事も多角的に捉えることができる視点を持つ。
- 地位や立場に関係なく周りの人たちすべてに感謝の気持ちで接する。
- 誰のことであっても自分のことのように感じ考える。
- 何に対しても真心と熱意をもって対処する。
- 常に謙虚な気持ちで、カッコつけたり偉ぶったりしない。
- 自分の都合ばかりを優先しない。自分の考えを人に押し付けない。
まだまだたくさんあると思いますが、要は周りとの調和を大切にし、自分中心の気持ちから脱することだと思います。自己中心の気持ちは単に幼く未熟な心に原因があります。
本当のことがわからず間違った気持ちを正しいと思い込んで生きてしまったこともあります。でもそのことを通して本当のことの大切さが判れば決して無駄なことではありません。 これも必要な道中です。
生命の大親 はそれぞれが素晴らしく成長発展し、調和していける世界をお創り下さいました。その御心に沿ってみんなが互いに協力し調和して生きていくことが大切です。そのために自分の殻を破り、更なる高みを目標に生きていかなければならない時期に来ています。
新しい自分との出会いを楽しみに頑張りましょう。
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