私たちの本質は気持ちです。身体を使って生きているのは一時のことであって、ずっと生き続けるのは心であり気持ちです。
このことは言葉にするのは簡単ですが本当に理解するのは大変です。ですがこのことが生きることにとって大変重要なことであり本当のことですから、一緒に頑張ってこの感覚を身に付け自分のものにしていきましょう。素晴らしく生きていくために絶対に必要なことです。
自分というものを初めから考えてみましょう
私たちは 生命の大親 より尊い命を頂き、気持ちの活動をしている生命霊です。
私たちはやっと自分を自分として認められるようになりました。たぶん虫や魚や鳥たちなども同じように自分の気持ちを持って生きていると思います。ですが自分という存在をわかっているとは思えませんよね。動物も高等な種になってようやくわかるようになるのでしょうか。実際はどう思っているかよくわかりませんが。
そして自分と認められるようになった自分はいったい何者なのでしょうか。
みんなそうだと思いますが私も4,5歳の頃からでしょうか自分という感じを持ち始め、自分は人だと思ってずっと生きてきました。生活のすべてが人としての環境ですからそれ以外のことは考えたこともありません。
もちろんこの人生は人として生まれてきて人として生きています。ですから自分の本質は体じゃないんだよ、と言われてもなんのことだかさっぱりわかりませんでした。自分が人間じゃなきゃいったいなんなんだ。みんなそう思いますよね。
この人生は人として生きていますので今は人です。でも次の人生はわかりません。そもそも命や心の段階には人や犬ネコといった区別はありません。心の水準が犬ぐらいがちょうどよければ犬として生まれてくるんでしょうし、人ぐらいであれば人として生まれてくるだけなのでしょう。
ですから自分は人間である。というのは正しくないんでしょうね。自分はこの人生は人間として生きている。が正しいのでしょう。私たちの本質である心は人や犬ネコといった生き物としての分け方はできません。今も人の体を使っているから人であるだけです。
いろいろな生き物での生活を通して少しずつ心を成長させてきたそうです。
私たちの正体は体とは別にある気持ちのかたまりです。魂とか霊とも呼ばれているものですね。命を持って生きている気持ちのかたまりですから生命霊です。
体には心は入っていない
私たちの身体のどこにも自分はいません。たぶん脳の隅から隅まで探してみても自分はないと思います。頭の中にいるような感じはするんですが、脳は単なる器というか入れ物だそうですね。脳科学とかやっている先生方は大変ですよね。きっとどこかに自分がいるはずだと思って頑張っているのかもしれません。天体とか宇宙とかを研究されている方々も同じかもしれませんが。
身体と心はつながってはいますが一体ではないようです。身体から見れば心がつながっている時が生きている時で、つながりがなくなってしまえば死んでしまったということになります。これは外から見てもわかりますね。生きているときは身体のすべてが活動し気持ちもありますが、呼吸が止まり心臓も止まってしまえばやがて冷たくなってしまいます。命がない状態です。
身体と心のつながりがなくなったことで生きていないと判断します。このことを自分の生命の終わりだと思い、ずっと長いあいだ恐れてきました。
生き物の身体であっても命がなくなってしまえばそれは物です。なんかすごく嫌な言い方ですが、そうなることで他の生き物の身体を食べ物として頂きことができます。もし身体の中に心が残っていたら頂くことはできません。
では私たちの気持ちはどこにいるのでしょう。普通に生活している時であっても気持ちは身体の中にはないようです。今のこの世界とは別に気持ちだけの世界があります。気持ちの本体?はそこにあって身体とつながっているようです。
身体と気持ちを切り離すのは大変です
この本当のことをお授け頂きましたが、ずっと長い間この身体が自分だと思っていましたのでなかなか身体と気持ちを別に考えることができません。
身体の調子がいい時は気分も良く快適に生活することができますが、いったんどこかが悪くなると気分も悪く考えも否定的なります。身体の調子と気持ちは関係ないと分かっていても影響されてしまいます。時間をかけてできてしまった習性は簡単には抜けるものではありませんね。諦めずに頑張りましょう。
私がこのことを考えるときに一番よくわかるのが役者さんの例えです。
役者さんたちは映画や舞台ごとに違う役を演じます。殿様の役の時もあるでしょうし貧乏な人の役などもあると思います。重要なのは役の地位ではなくその役をどれだけ素晴らしく演じて、見ている側の人たちに感動を与えることができるかですね。一つの役にこだわっていても役者としての幅は広がりません。
役者さんたちは自らの身体を使って自分ではない別の人を演じます。一つの役が終わればまた違う役を演じます。そして役者としての力を付け、どんな役柄であっても素晴らしく演じることのできる自分を目指していきます。いちいち自分の気持ちを問題にしていたら役を演じることはできません。
あなたも今はあなたの役を演じて心を成長させている最中です。
私たちは今の身体とのつながりが終わる時が必ず来ます。この人生の終わりです。それからは身体を持たない気持ちだけの生きる活動に変わりますから、その時にはこのことがもっとよくわかるかもしれません。そのためにも今のうちに少しでも準備をしておきましょう。そうしないと次の人生も同じことの繰り返しになってしまいますから。
心の活動には終わりはありません。今使わせて頂いている身体の一生が終わればやがてまた次の身体をお借りしての人生が始まります。ずっと心を成長させながら生きていきます。
このことを地球の人たちみんなが分かればどんなに素晴らしいことでしょうか。地球上から戦争や争いがなくなります。相手の命を奪うことがどんなに無意味で愚かなことであるか分かるはずです。身体がなくなっても苦しみや恨みといった気持ちだけは残ってしまいます。その与えた苦しみは必ず自分に帰ってきます。
生命の大親 のご存在を感じること。そして自分の本質は 生命の大親 の生命の一部を頂いた気持ちのかたまりである生命霊であるということ。これは素晴らしく生きていくために絶対に必要なことです。一緒に頑張ってこのことだけは何が何でもつかみましょう。このことが分かられば必ず素晴らしく生きていくことができるのですから。
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