何が大切で何がどうでもいいことなのか。そのことを本当に分かっていくことが心の成長だと思います。
私たちにはまだ知らない本当のことがたくさんあります。分かっていないことを自覚することでやっと始められることがあります。自分の大切な心を少しでも成長させるために生きていきましょう。
違うことを違うと認める勇気
生命の大親 はこの世界のすべてを真心でしていて下さっています。ですから私たちも本当の真心に向かって成長していかなければなりません。
自尊心という言葉があります。私は自尊心という言葉はプライドのことだとずっと思っていました。プライドとは自己顕示欲が強く否定的で自分中心の象徴だと思っていましたので、決していい意味で使う言葉ではないと感じていました。ですがすごくいい意味の言葉でもあったんですね。
自尊心とは文字通り自分のことを尊ぶ心です。自分は自分にとってかけがえの存在ですから何よりも大切にしなければなりません。大切にすることとは高めていくことです。自分を高めていくために失敗を恐れず挑戦をし続ける。そこには自分に対しての厳しさと揺るぎのない自信があり、気持ちも安定します。そして自分を大切にする心は周りのことも大切に思います。
その心を私たちはみんな持っています。
成長をしていくためにはまだまだたくさんのことを知らなけばなりません。その途中で自分が正しいと思っていたことが全くの嘘であったり、間違いであることに気が付くこともたくさんあると思います。
自分が間違っていた。それを認めることって結構大変なことなんですよね。特にそのことを他の人に言われたりすると、ムキになって反論してしまったりします。その人は自分のためを思って言ってくれたのかもしれないのに。
私たちは自分を高め広げながら成長をしていかなければなりません。そうしなければいつまでたっても自分の役割りを果たしていくことができないんです。
ですから間違っていることがあれば素直に認め正していきましょう。間違っているところはたくさんあると思います。それを一つひとつ丁寧に直していくことも自分を高めていくことです。
必要なのは好奇心と探究心
私たちはこの世界のすべてのこと知るために生まれ変わりを繰り返しながら成長していくそうです。これまで知ることができたのはまだほんの一部にしか過ぎません。まだまだ多くのことを知る必要があります。
好奇心と探究心は誰でもが持っているものですね。この気持ちを最大限使うことで知識はどんどん広がっていきます。この世界は限りなく広くまた深い世界ですから、知らないことがいくらでもあります。新しい発見を喜びにしてそのことをさらに深く掘り下げてみましょう。そうしていくうちに本当のことが少しずつわかってくる筈です。
私たちも小さい頃は何にでも興味を持ち知るための労力をいとわなかったような気がしますが、だんだんと歳を重ねるに従い新しいことが面倒なことになってきます。大人になってくると自分の持っている力を発揮していくことが主になり、新しいものを吸収していくことがおろそかになっていきます。そして人生の終わりの頃になると新しいことを知りたいと思う欲求は全くなくなってしまいます。
これは自分の人生は身体とともにあり、身体の終わりである死を迎えることで自分の命も終わってしまうという思いに心が支配されてしまった様子なんでしょうね。
好奇心や探究心は本当のことを分かっていくために与えられた能力の一つです。今の身体の年齢は関係ありません。本当のことを知り考えていくことが心の成長につながります。子供の頃いろいろなことを覚えていくように今はたくさんのことを吸収していく時期です。
本当のこととは事実でなければなりません。何かを知ることができても自分でそのことが事実であるのかを確認しなければなりません。そんな地道な作業を積み重ねることによって少しづつ本物になっていくようです。
成長しなければダメになってしまう
この世界はあらゆるものが成長しより良い方向に向かうようにできているようです。ですから成長しより良く変わっていくことが正しい姿です。その流れに逆らい成長しないものはやがて消え去ってしまいます。
この地球もこの星に住んでいるものすべてが素晴らしく生きていけるように造って下さいました。今の地球はどうでしょうか。どうも不安や悲しみ、苦しみや怒りといったあまり感じたくない嫌な気持ちがあふれています。人々が自分を守ることに精一杯で、優しさや真心を感じることの少ない生きていくことが大変な社会になってきてしまっています。あなたはどう感じますか。
人の心がすさんでいくことに合わせ自然災害も地球規模で激しさを増していますね。これから先どんなことになってしまうのか。みんな何らかの不安と恐怖を抱えているのではないでしょうか。
気持ちが現象をあらわします。地球にいる人たちの気持ちが地球を悪い方向に進ませているのだと思います。誰のせいでもなく私たち一人ひとりの心の問題であり責任です。
地球にたくさんある不平や不満は与えてもらう気持ちから生まれています。おもちゃが欲しくて駄々をこねている子供とそんなに変わらないのかもしれません。自分から与えること、役に立つことを考えていれば不満は生まれてきません。
私たちはみんな親からいろいろなことを教わり、たくさん楽しませて頂いて今があると思います。本当に多くのものを与えて頂きました。そろそろ与えてもらうことばかり考えるのは終わりにして与えることを考えましょう。もうみんな立派な大人ですから今度はみんなを楽しませる番です。
本当のことを知り正しい方向に成長していく。この当たり前のことをしていけば必ず正しい方向に戻ることができます。人まかせにしないでまず自分が始めてみましょう。もうそんなに長い時間の余裕はないようです。
たったひとりの気持ちでも真心で行えば、やがては地球全体に広がっていきます。真心にはすごい力が働くようです。みんなで美しく穏やかに素晴らしく生きていける地球を創っていきましょう。まだまだ私たちの成長に地球という星は欠かすことはできません。未来のためにも本当のことを知る必要があります。
私たち一人ひとりの心が地球という大きな心をつくっています。誰もが少しずつ影響を与えていることを分かっていきましょう。
大自然の秩序に沿ってみんなが素晴らしく調和して生きていける地球を思い描いてみて下さい。きっと美しく輝かしい風景が広がると思いませんか。
生命の大親 のご存在、命のこと、心のこと、この世界のことと本当のことを少しずつ分かっていくことが心の成長だと思います。
澄んだ心、真心を創り上げていくことが生きる意味であり目的であるような気がします。
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