私たちは日々生きていくことが当たり前となり、そこにどんな力が働き生かされているのかを考えてみることもありません。この宇宙や地球も偶然できたわけではなく、創ろうとする意志のもとにすべてが存在しています。
私たちには宇宙や地球を創ることはできません。創れるはずがないことはわかっています。ですから宇宙や地球を創るということが一体どんなことなのかも考えたことはありません。私たちは生きていくのに必要なものをすべてお与え頂いています。
すべては創ったからそこにある
大親神大生命はこの世界を現して下さり、あらゆるものが素晴らしく生きていくことができるようすべてのものを創造し、私たちに与えて下さっています。
命はとても大切なものです。ですが命だけがあっても何もすることができません。命は何かをするためのものですから、命の力を使うために心が欠かせません。心は気持ち、思いを入れておく器のような感じでしょうか。ですから最初は空っぽであった心を満たしていくために、実際にいろいろな気持ちを感じることが必要です。
大親神さまはすべてのものにたくさんの思いを持たせて、自分の心をつくれるように、体を使って生きられる今のこの世界をお創り下さいました。
広大な宇宙も最初は何もないところから始まり現在の姿になっています。私たちの住む地球はとても小さいものですが、宇宙全体を構成する一部となり存在しています。
大親神さまがすべて必要であったからお創り下さいました。
今の私たちの社会は私たち人が造りました。家をつくり、学校や病院、道路や橋など必要なものを造っていきました。
心の中に思い描いたものを形にしていく。それもお与え頂いた能力の一つだと思います。
そうして私たちは少しずつ自分の心を創りながら、今日まで成長させて頂くことができました。すべてをお与え頂き育んで下さったことに、大いに感謝する思いを心に収穫する、はずでした。
大親神さまはあらゆるものに何の見返りも求めず、すべてお与えくださっています。大親の生命の一部を頂いたすべての生命の御子らが、素晴らしい思いで生きていくことを願っていて下さいます。
その貴き御心をまったくわからずに私たちは長い間生きてきました。
大自然の摂理を学ぶ
大親神さまの御心によりこの世界は現わされています。ですからこの世界に生かされているもののすべてが御心である真理を学び、御心に沿って生きていくことが本当の生き方です。
大親神さまの御心が大自然をお創り下さり、摂理として働いています。この大自然の摂理、理法は私たちが気付かなかったとしてもずっと働き続けています。たとえそれが自分にとって都合の悪いことであったとしても、その働きを止めることは誰にもできません。
地球は太陽の周りを回っています。これは循環させる力の働きの表れです。この世界をよく見てみるとあらゆるものが循環しています。
水は海から蒸発して雲となり、雨として地上に降り注ぎます。そして川から流れてまた海に戻ります。こんな当たり前に思えることも、循環させる力が働いているからそのようになります。
生物が誕生したり、何かが新しく始まるのも出発させる力の働きです。この世界すべては大自然の摂理、理法の働きにより成り立っているのですから、その働きを学ぶことで本当のことをわかるようになるようです。
大親神さまの御心によりこの世界が現わされていますから、御心の意志が必ずあります。このようにしていこうという明確な目的をお持ちのようです。
何の目的もなしに何かを造ることはありません。ではどんな目的をもってこの世界を創られたのか。
大自然の摂理を学ぶことによって、少しづつですがその御心の壮大さがわかってくるような気がします。あらゆるものにすべてを与える。
与えるということはそれほど簡単なことではありません。与える側には責任が生じます。与えられた側は無邪気に喜んでいられますが、与えた側は与えたことの責任を取っていかなければなりません。
あらゆることの責任を負って下さっている事実に、私たちはまだ気が付いていません。どんなお気持ちでこの世界をお創り下さったのでしょうか。考えてみて下さい。
私たちも何かを与えられる実力をつけていかなければなりません。
真心を創っていかなければ生きた価値がありません
大親神さまの御心こそが真心です。
私たちはすべてを与えて頂いてこの世界で自分の心を創っている最中です。自分の心も御心に学び、真心に近づけていく必要があります。
私たちの心はまだまだ純粋な真心ではありません。ほかの人に何かをしてあげる時でも、自分の都合や打算がどこかに混ざっています。本当にその人のことだけを考えて自分の気持ちを入れない純粋な行いができません。自分を犠牲にして他を助ける愛の心がまだ創れていないんです。
大親神さまの御心はすべてを与えて、すべてを生かし育んでいて下さる大親心の御愛です。
その御心から学び、自分の心を少しずつ純粋な真心にしていくことが正しい姿です。
私たちの心創りはだんだんと真心にしていく本来の姿からずれてしまっているようです。ですからそのずれに気が付かせて下さるために、良くない現象が起きてきています。早くそのずれに気づいて本来の姿に戻さなければなりません。
私たちの心がずれを正し、本来の生き方ができるようになれば地球を取り巻く環境もすべて良くなっていく気がします。それが本来の姿かもしれません。
大親神さまがすべてをして下さっていることをわかり、精一杯の感謝をすることで心は豊かで安定した状態になります。そうすれば争いの気持ちは薄れ、みんな前を向いて生きていけるような気がします。
そうしてみんなが自分に執着し、自分のことだけを考える小さな心から脱皮し、お互いの心を大切にし協力し合い助け合いながら生きていける真心へと成長していきましょう。
真心で生きることで今まで感じたことのない、すがすがしい晴れやかな気持ちを感じられるようです。
大親神さまはみんなにそんな素晴らしい思いをさせて下さろうと、すべてをしていて下さっています。
コメントを残す