この人生は自分を高めるための尊い機会です。限りある時間の中でどれだけ自分を高めることができたかで人生の価値が決まります。そのためには知る、考える、感じる能力を最大限に活用し、次の舞台へ進むことを目標に生きていかなければなりません。いかに自分の存在する価値を見いだし、意識を高めていくことができるかを考えてみましょう。
自分の心は自分にしか創れない
大自然の大いなるお力お働きにより、すべてのものが生命を頂いて自分の心を創っていくとてもありがたい機会を頂いています。
生命の大親により現わされたこの世界は、すべてのものが心を高めて素晴らしく成長し発展することのできる御愛に包まれた神の世界です。
お与え頂いた生命を使って自分だけの心を創っていく。生き物のすべてがこの一生を通して心を高めていく尊い機会を頂いています。小さな生き物たちはまだ自分という感覚を持つことはできなくても、本能に従い皆それぞれの役割りを果たすために懸命に生きています。そうして少しずつ高い自分の心を創っていきます。私たちもそのような道中を通って今の段階にまで心を高めることができました。
このことは生きていくうえでとても大切なことです。今の自分の心、意識は長い間の生まれ変わりを幾度となく繰り返し自分で作り上げたものです。自分の心が好きであっても嫌いであっても、自分でそのようにしたのですから誰のせいでもありません。そしてこれからも自分の作った心通りにしか生きていくことはできません。
自分とは自分の持っている意識そのものです。心の中身が自分の本質であり、それはこの先もずっと変わることはありません。
大自然の大いなるお力お働きによりあらゆるものが活かされ生きている。このことをまず自分の心に深く刻むこと。このことが一番大切であり生命の本質です。実際にその御愛を感じて生きていくことができれば、それは大変な成長であり大いに高まることができた姿です。
お与え頂いた生命は生命の大親の御愛そのものだと思います。その御愛を感じられ心から感謝の気持ちを持つことができれば、この一生はとても価値ある特別な一生となります。
御愛を感じ感謝の心を創り上げることができれば、満ち足りた安心感でずっと生きていくことができます。今まで通りの不平や不満ばかりの心では、常に情緒の安定しない親からはぐれた迷子の子供のような不安とやりきれなさで生きていかなければなりません。どちらの気持ちを創るかは自分の努力次第です。
心の成長を考えてみましょう
この一生は自分の心を高めていくために頂いたとても尊い機会です。ですから生活の中のあらゆることから何かを学び、心を高めていくための糧としていかなければ価値ある一生にすることはできません。
これから先もいろいろなことが起きてくるでしょう。何事もない穏やかな日常は大切です。ですがそれだけでは自分の心を高めていくための材料にはなりません。目の前に起きる問題ごとを一つひとつ乗り越えていくことで、少しずつ力を付けていくことができます。自分の心を高めるために必要な現象を課題としてお与え頂いています。
その問題が何のために起きているのかよく考え、前向きな対処をしていくことで何かをつかみ自分の心を高めていくことが大切です。
私たちは今この地球に住んでいます。地球も生きていますから常に変化をしています。地殻や気候の変動は生きて変化していることですから止めることはできません。ですからその変化がもとで地震や火山の噴火などは必然的に起きてきます。地球の外からの要因もあるでしょう。
大切なことはそういった自然の現象に対し、恐れるばかりでなく適切な備えをすることです。その仕組みを考え、物質的にも精神的にも備えることで心の憂いをなくし、そのことで心を高めることにもつながります。
大きな災害が起きますと皆で助け合わなければ乗り越えることができません。今の地球は人の心がばらばらで互いに助け合う心を失くしてしまっていますから、そのことを通して心を取り戻させて頂けることにもなります。
大自然の大いなるお力お働きにより活かされ生きていることに皆が気付き、感謝の気持ちで生きていればそう大きな災害は起きてきません。
日々の生活の中でのたくさんの出来事を通して感じたことや考えたことが自分の心を少しずつ構成していきます。今の意識も自分の過去の歴史が作ったものです。ですから物事に対しどのように感じたり考えたりするかがとても重要です。
私たちの心の中には決して良くない気持ちがたくさんあります。物事をやたらと否定的にとらえたり、優柔不断で何も決められなかったり、何をやっても続かないとか、攻撃的ですぐに文句を言ってしまったり、数え上げればキリがありませんね。そんな良くない気持ちを放っておくと更にその気持ちは強くなるいっぽうです。どこかで決別しなければなりません。
自分で作った気持ちですから直すのも自分にしかできません。自分では努力してるつもりだけど一向に直らない。直ったように見せかけても何かあるとまたすぐに出てきてしまう。こんなことの繰り返しで諦めてませんか。心からの反省と本気になって直そうとする気持ちがあれば必ず直っていくそうです。
私たちの心はまだ感念です。それを観念に引き上げていくことが必要です。何かを考える時に自分の感じたままにとらえるのではなく、少し離れたところから冷静に本質を見極めていく。そんな考え方ができると今までとは違った答えが出るかもしれません。
今のまま思うように感じた通りに生きていても何も変わりません。高める努力をしなければ、ずっと同じことの繰り返しです。
自分の心を高めていくために一番必要なものは誠実さです。社会に対しても周りの方々や家族、そして自分に対して誠実でなければ心を高めていくことはできません。生きることに誠実であれば自分を省みて、素晴らしい心を創り上げていくことができます。
素晴らしい神の世界です
本来この世界には上へ上へと向かう上昇気流のような力が働いていて、素直に生きていれば高まっていくことが普通だそうです。この地球は下に落ちる力が働いているようで、少し気を抜くとすぐに落ちていってしまいます。これは引力だけの話ではありません。地球全体の徳が無くなっているのかもしれませんが、そのおかしさに誰も気付かずに平気で生きています。
今の私たちは未来の明るい希望より先の見通せない不安の方が大きくなてしまっています。誰もが将来のことを憂い、生きることの素晴らしさと感謝を感じられなくなってしまっています。
今こそみんなが意識を変えていく必要があります。大自然の大いなるお力お働きに目覚め、感謝と生きる喜びを持って生きていくことで地球を取り巻く環境も変わっていきます。
心を高めていく目的は豊かな感謝の気持ちの心を創り、全体のために役に立っていくことです。他を素晴らしくしていくことのできる愛を持った真心を創り上げることです。
大自然の大いなるお力お働き 大親神大生命 がすべてを与えてくださってるように、少しでも他に歓びを与え全体のお役に立つために心を高めています。今はまだ小さい心であっても、心はどこまでも高めることができます。
この素晴らしい神の世界にはどこまでも発展していける強い力が常に働いています。
自分の心を大きく広げていく感じをつかんでみましょう。自分のことや家族や友達といった狭い世界ではなく、地球のこと、銀河のこと、そして宇宙全体のことを考えながら生きるなんて素晴らしいと思いませんか。心はどこまでも大きく広げることができます。生命はなんでもできる力と働きです。せっかく頂くことができた生命の力ですから、最大限活用して素晴らしい思いをたくさん味わいましょう。自分の中にこもっていても心は大きくなりません。意識を外に向け大きく羽ばたいてみることで、今までとまったく違う風景が広がるはずです。
今はみんなが苦しい時です。そしてそんな時でも自分の利益だけを考えて生きている人もいます。誰しもやむにやまれぬ事情や思いがあるのはわかりますが、そんなに自分を粗末にしないでください。そんなことのために頂いた尊い命ではないことはみんな気付いていると思います。ですからもっと自分を大切にしてください。掛けがえのない自分だけの宝物を頂いているのですから。
知識はこの一生の終わりとともに大半が消えてしまうようです。せっかくいろいろなことを学んでもみんな消えてしまいます。ですがこの一生で心に刻んだ感覚と心を高められた分は実績として残り、この先もその感覚を持ち続けることができるようです。
生命の尊さと感謝の思い。大自然の大いなる御心の御愛により活かされている感謝の気持ちだけは、何としても残していきましょう。それにはその思いを強く感じることしかありません。実際に感じることができた分だけ自分の心に刻まれていくようです。感じた分だけ心を高めた実績になります。
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