私たちは自分の心を創るためにこの世界に活かされ生きています。大自然の営みにより未完成の自らの心を創り上げていくこの人生は、まるで芸術家が作品を仕上げていくような創作活動です。目には見えませんが素晴らしい出来ばえの心は美しい輝きを放つ宝石のように光り輝くものになるそうです。誰からも愛されるそんな素敵な心の創り方を一緒に考えてみましょう。
実際に生きている素晴らしい世界
大親神大生命 大自然の大いなる生命のお力お働きにより、すべての生き物は心を創るための一生を歩んでいます。そのために必要な命の力と働き、自らの心と身体、地球や太陽といった私たちが暮らしていける広大な世界、そして運命や環境に至るまでのすべてをお与えくださっています。そのすべてを使ってあらゆる生き物が命の活動をすることができています。
大自然の大いなる生命のお力お働き その生命と御心の一部を頂いてすべてのものが活かされ生きることができています。
お与え頂いた生命と心。それが私たちすべてのものにとっての生存の本質です。生命と心が自分自身であり、大自然の一部として存在しています。生命の力を使い自分の心を創り成長していくためには、実際にたくさんのことを体験し、いろいろな気持ちを感じることが必要です。そのために今のこの世界を現わしてくださり、身体を持っての一生を歩んでいます。今のこの世界に生きている目的は自分の心を創り高めていくためです。
生命はなんでもすることのできる力と働きです。その生命を頂いて実際に何かを体験できる世界、やってみることのできる世界に活かされ生きています。
心をつくるためには実際に身をもって体験してみなければ思いを心に収めることができません。想像したり考えたことを実際に行ってみて、身体を通して気持ちを味わい、その感じた思いが心に収録されていくようです。
大親神大生命 すべての命あるものに素晴らしい心を創るための世界を現してくださいました。すべて生命の大親の御愛により成されていることです。
私たちはそのことをまったくわからずにこの人生だけを生きることと思い、先のことも考えず目先の欲求を満たすことだけを考えて生きてきました。そもそも心を創り高めていくということさえ意識の中になく、この人生という限られた時間の中で何を成すべきなのかも持たない、気ままで行き当たりばったりの生き方をしてきました。どう生きればいいのかわからないまま動物の頃からの延長の気持ちで通ってきました。
今現実にこのように活かされ生きていること。それは偶然そうなるはずはないことはわかります。そのようにしようとする意志の力により意図してそのようにして頂き、自分の心を高めるのに必要な運命や環境を頂き、今の両親の子供として生を受けその環境において成長し今に至っています。
いつ、どこの家の子供としてこの世界に生まれるか。それすら自分で決めて生まれてくることはできません。心を高めていくことに必要なすべて与えて頂いて、今も実際にこの世界で生きることができています。このことを当たり前だとか偶然そうなったとしか思えなければ、本当に申し訳のないことです。自分たちがいかに幼稚で未熟な段階であるかを考えてみてください。
私たちは今までその御愛を感じることも、御心により生かされている事実をもわからずに、お与え頂いたすべてを当たり前のこととして生きてきました。
親は我が子を自分のことを犠牲にしてでも必死に育て、早く一人前になり幸せに暮らせるようになることを願っていて下さいます。そんな思いとはうらはらに幼い子供にはその親の愛はわかりません。私たちも心も幼い子供と同じように親がどんな思いでいるかがわからない、まだ考えることができない段階のようです。
日々の暮らしが成り立っていることに何の疑問も持たず、普通に当たり前に生きられることに慣れてしまい特別なことではなくなってしまっています。親が苦労してくださっているから子は安心して生きていくことができます。その苦労も努力も知らずに自分のことだけを考えて暮らしています。何の感謝の気持ちも持たずに心を高めることも忘れずっと生きてきました。
幼い子供もやがては成長し大人になり、社会の一員として活躍する日を迎えます。そうして親の愛に支えられ今日という日があることにも気が付く時がきます。私たちもきっとその時に来ているのだと思います。
これだけすべてのことをして頂いている事実は、心を創る上で絶対に知らなければならないことです。知らずに生きてきた今までの方がよっぽど異状なことのようです。
すべてを与えて頂けたおかげで一人ひとり生きることができています。
気持ちの力を考えてみる
この素晴らしい世界で美しい心を創っていくためには、心のことをもっとよく知らなくてはなりません。心、気持ちが大切です。他の心、他の気持ちを汲みとり考えられるようにならなくては、自らの心をも高めることはできません。他の心、他の気持ちをわかり、そして大自然の大いなる御心、御意志に沿える心にしていくことが心を高めていく目標です。
自らの心を高め創り上げていくことは自分の思い通りに生きていくことではありません。自分の欲求を満たすためにいくら頑張ってみたところで高い心を創ることにはなりません。むしろ自分の欲求を外に向けることが必要です。
他のこと全体のことを考え、自分を活かしてどれだけ貢献できるかが問題です。自分のことばかり考えていては他のこと全体のことがわかりません。意識を外に向け自分のすべきことを考え、行ってみることが大切です。
他のことや全体のことを考え努力したことは必ず廻り回って自分に返ってきます。自分の心を高めていくためには自分から外に向かって力を出していく具体的な良い行いが欠かせません。他のことや全体のために努力した分だけ自分の心を磨くことになります。してもらうことばかり望んでいたのでは心は曇っていくばかりです。
今まで他のことや全体を考えることが少なかったので、すぐには上手くできないかもしれません。最初は失敗も多いかもしれませんがともかく続けましょう。その積極的な気持ちはだんだんと周りに影響を与え、反応も良くなってくるのではないでしょうか。他のこと全体のことを考えた積極的な行いは必ずや自分の心を高めます。心が高まっていくに従い気持ちの力も強くなります。その力はとても大切で気持ちが現象を現しているのですから、起きてくる現象自体が今までとは変わってきます。
他のこと全体のことを考え良くしていくことを自らの欲求の段階にまで高め、強い信念にしていくことでその気持ちには力と働きが出てきます。自分のための低俗な欲求を満たしたいだけの気持ちとは明らかに違う力と働きです。この世界には全体を成長発展していこうとする大自然の大いなる御心が働いています。御心に沿った強い気持ちであれば力と働きを頂くことができます。それは自分の気持ちの力を遥かに超える大きな力と働きです。私たちが奇跡と呼んでいるものもその力と働きかもしれません。
御心に沿って心を創り上げる
大親神大生命 その御心の美愛によってこの世界のすべてを現わし、生命を与えたすべてのものが素晴らしくなっていけるよう営んでいてくださいます。
この人生において素晴らしい心を創り上げていくことが、御心にお報いできる唯一の行いです。
その御心は大自然の摂理としてこの世界の全てに働いていますから、大自然の摂理を学ぶことから始めましょう。ここからは生命の力を使って実際に大自然の摂理に沿って生きてみることが重要です。
この地球には間違っていたり嘘の教えがたくさんあります。その教えに惑わされることなく事実だけを捉えて自分の心を創っていきましょう。自分の心は自分で創らなくてはなりません。それをするために必要なものはすべてご用意してくださっているのですから、あとは自分で考えて美しい心を創りあげればいいだけです。
あらゆるものが素晴らしくなっていける力と働きの中で生かされているのですから、素晴らしくなっていくことに遠慮はいりません。どんどん素晴らしくなりましょう。
素晴らしく心を高めていくための人生ですから、これからもいろいろなことが起きてきます。一つひとつ乗り越えていくことで自分の心は確実に高まり美しく磨かれていきます。そのときは必死でわからなくても後になれば必ず心の高まりを実感し、その道中を与えて頂いたことに感謝できるでしょう。
生命を与えたすべてのもの一つひとつの心にそんな道中を与えてくださっています。私たち一人ひとりにもそれぞれ違う人生を与えてくださり、みんなが素晴らしく高まり全体としても素晴らしくなっていくことが目的です。その素晴らしい世界に実際に生かされている感覚がとても大切です。
美しい心を創っていくためには感謝と歓びだけあればいいようです。たとえどんなに大変な苦労であったとしても、それは心を高めるために必要なことであってその先には歓びがあります。どんな運命や環境であったとしても心を高めることができるそうです。どんな気持ちで生きるかは自分次第ですから、高めていくのも下げてしまうのも自分の責任です。どんな心になるかは自分の気持ちの持ち方次第です。
喜びや感動は心の燃料であり生きていくための活力となります。すべてを与えてくださっていることへの感謝と、生きることの感動を強く思える心を創ることができれば素晴らしい気持ちで永遠に生きていくことができます。これは事実でありこの世界をそのようにお創り下さっています。
もし心が自分の作品であったならば作者にその価値を決める権利はなく、その心に接することができる他のものが良し悪しを決めるべきです。どんなに自分では満足できる心になったとしても、他のものから認められなければ価値はありません。みんなから愛される美しい心を創れるように頑張ってこの時を生きていきましょう。
頑張って創った美しい心は永遠に自分のものです。あらゆるものをお与え頂き素晴らしい機会を頂いていることに心から感謝を申し上げます。
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