私たちの心の家は心の世界にあります。心の世界は隔たりや制約の一切ない自由な世界です。そこで私たちは今まで生きてきた思い出に浸りながら素晴らしい時を過ごしています。そして時々お父さんの休みに合わせ家族で遊園地に出かけるように、今の身体を使って生きられる世界に思い出を創るためにやってきます。
今この世界は実際に味わうことのできる世界ですから、やりたかったことを体験してみたり、まだ知らない未知のものに触れてみたり、友達をたくさん作ってみたりと盛りだくさんの内容です。身体を使って楽しみながら素晴らしい感動を心に刻み込むための限りある一生です。
実際にやってみなければわからない
大自然の大いなる生命のお力お働き 大親神大生命 すべての生命の御子らに素晴らしい味わいをさせようと、その御心の御愛により今のこの物質の世界をお創りくださいました。
私たちは心の世界に住まわせて頂き、生きる喜びや様々な思いを味わいながら生きています。心の世界に限界はありません。どこまでも心を高めて素晴らしく発展していける世界です。
今私たちが生活している身体を使った世界は、時間や決まった空間の中での制約を受けますが、心の世界にはそういった制約や物理的な限界がありませんので意識通りに自由に生きていくことができます。
心の世界は形あるものはありません。時間や空間も何もない意識だけの世界です。自分は今までつくりあげてきた心だけで存在しています。
自分が持っている意識自体が自分自身です。何を感じ何を考えているのか。今現在も自分の意識通りに生きていることには変わりはありませんが、心の世界では自分の気持ちがより直接的に感じられるようです。自分が今までの度重なる生まれ変わりの中でつくりあげた心をそのまま味わいながら生きていきます。
そして心を成長発展させていくためには、今まで持っていない新しい思いを増やしていかなければなりません。心の家にいたのではいつもと同じ思いばかりになってしまいますので、身体を使える世界に旅に出かけます。まだ見たことのない感じたことのない未知なるものを求めての意識旅行です。
心の世界に遊園地はありません。ですから身体を使えるこの世界でなければ、遊園地がどんなところかわかりません。身体を使っていろいろな乗り物に乗ってみたり、催しを眺めてみたりして実際に楽しんでみることで遊園地の思い出をつくっていきます。
何を味わうかは自分次第
私たちはたくさんの思い出を心に刻み込むために今このように生きています。心の世界では今までなかった新しい思いを増やしていくことはできませんので、今のこの世界で身をもって感じてみる必要があります。
私たちも生活の中で旅をします。普段の生活から離れいつもと違った気分を味わうための行動です。旅の目的はいろいろあると思いますが、根本はそこに行かなければ味わえないものがあり、いつもと違った新たな出会いを求めてのことだと思います。そして旅は楽しいものです。どれだけ普段の生活と違う気分を味わえても楽しくなければ行った甲斐がありません。行ってよかった、楽しかった、また行きたいね。そうならなければ旅をした喜びにはなりません。
今まさに身体を使った意識の旅の途中です。この旅で何を味わい心に刻み込むかは自分の気持ち次第です。実際の旅もそうだと思いますが、いつもいつも旅ばかりしているわけにはいきませんし時間も限られます。むしろ限られた時間だからこそ楽しく味わいも深くなるのかもしれません。そんな旅をしている意識があればもっと時間を大切にし、いろいろなことに挑戦していく意欲を持てたのにと残念に思うこともあります。ただ今はまだ旅の途中ですから、残りの人生を精一杯生きることで悔いのないものにしていきましょう。
待ちに待った素晴らしい心の旅ですから、できる限り楽しむためには見聞を広め新しい感覚を取り込んでいきましょう。まだまだ知らない楽しみはたくさんあるはずです。ひとつのことに囚われそのことだけで終わってしまったら、本当にもったいないことです。思い出をたくさん増やし意識を広げていくことが大事です。そのためにたくさんの催しをご用意してくださっているのですから。
では現実はどうでしょうか。みんながそれぞれの素晴らしい心の旅を満喫し、たくさんの楽しい思い出を胸に心の世界の家に帰ることができているのでしょうか。どうも違うようです。この地球に旅に出たものは苦しみや悲しみばかりを深くして、また本来あるはずのない罪を背負って帰ってくるようです。
そして心の世界に帰ってからもその苦しみや悲しみだけを味わい、暗い気持ちで生きていかなければなりません。特に嫌な気持ちは激化しどんどん大きくなっていきます。最初は小さかった気持ちもだんだんと大きくなり、自分の心は嫌な気持ちで一杯になってしまいます。
天国であるはずの心の世界で、自らが地獄を作り出しそこに身を寄せています。満たされることのない欲求に苛まれる終わりのない時。これでは何のために旅に出たのかわかりません。
自分の意識は自分でどのようにでも持つことができます。どんな気持ちになるかに決まりや制限はありませんし、強制されることもありません。どんな気持ちにでもなることができます。それが心の自由さです。暗い嫌な心も、明るい喜びの心もどちらになるのも自由です。どちらを選ぶのも自分次第です。
今この世界でのことはあくまでも旅先での出来事です。肝心なことは心の我が家でどれだけ素晴らしく生きていけるかです。そのための準備の期間ですから、いい思いだけを持って帰ることを考えてください。わざわざ家に心配ごとを持ち帰る必要はありません。
素晴らしい心の世界
大自然の大いなる生命のお力お働き 大親神大生命 心を無限に高めていくことができる素晴らしい世界をお創りくださいました。
身体を使えるこの世界で感じたたくさんの思いを持って心の世界の我が家に帰り、旅の思い出を振り返りながら生きていく生活に戻ります。
ただ残念なことに身体を使ってたくさんの喜びや楽しみを感じても、そのほとんどが身体がなくなると同時に思いも消えてしまうそうです。その時だけの思いで終わってしまい心には刻み込まれていないようです。どれだけ楽しかったり感動した素晴らしい思い出も、心の家に帰って味わうことができなければ台なしです。なぜみんな消えてしまうのでしょう。
大自然の大いなる生命のお力お働き 大親神大生命 素晴らしい思いを感じさせてくださるために、現象、機会、環境のすべてを与えてくださっています。そのことをわからず何の感謝もしなければ、どんな素晴らしい思いであっても心に刻み込まれることはありません。
どなたかに何かを頂いたとしてもそこに感謝の気持ちがなければ自分のものにはなりません。身に付かず無くしてしまったり壊れてしまったりする結果となります。頂いたらきちっと感謝の気持ちでお礼をすることで身に付きます。これは形式的に行うことではなく気持ちの力を働かせることです。頂いた気持ちに対してこちらも気持ちをお返しする。それが気持ちの力と働きです。今までに感じた素晴らしい思いを考えると、本当にもったいないことをしてきたと悔やまれます。
大自然の中で活かされ生きて、たくさんの素晴らしい味わいをさせて頂いている歓びに素直に感謝してみましょう。すべてをしていてくださることがわかり、心からの感謝の気持ちは必ず御心に届きます。素晴らしい思いをさせようとすべてをしていてくださっているのですから、こちらも精一杯素晴らしい思いを味わい、心から感謝してみましょう。そうすれば素晴らしい思いを胸一杯に心の我が家に帰ることができるでしょう。心の世界でも安心して幸せに暮らしていくことができます。御心に感謝する心があればこの世界のすべてを味わうことができるそうです。
大自然の大いなる生命の御心 その一部を私たちの心として頂いています。その御心が心の世界です。ですから心の世界すべてが御愛に包まれた神の世界です。そのことをわかり御心に心からの感謝をすることで、私たちの心も御心に近づきいつか同じようになっていくことができるのかもしれません。その御愛を感じ自分の心にも愛をつくっていくこと。それが心を高めていくことなのかもしれません。
時を忘れ夢中で遊んでたくさんの思い出を創り、日が暮れるのとともに家に帰ります。遊びまわった興奮と新しい発見の喜びで疲れ果て、親に見守られ安心して眠りにつくことができます。明日は今日の思い出を家族みんなで語らい、その喜びを大きく膨らましていきましょう。たとえどんな目にあい辛い一日であったとしても、温かく迎い入れてくれる。そんな心の帰る家が心の世界なのかもしれません。
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