わたしたちはどこに向かっているのでしょう。これだけ科学が高度に発展した現代社会においても、その行き先を知っている人たちはどれだけいるのでしょうか。わたしたちは未来に希望を求めています。ではすばらしい明日にするために今日をどのように生きればよいのでしょうか。ただじっと待っているだけでは希望を手に入れることはできません。未来とはただ待っているだけの不確かなものではなく、自分で切り開いていくことができるものなのかもしれません。わたしたちは輝く未来のために何をすればよいのでしょうか。
事実を心に刻み付ける
大自然に大いなる生命の営みがあります。
大自然に大いなる生命のお力お働きがあります。
大自然の大いなる生命のお力お働きにより、すべての生き物が生まれ、活かされ生きています。
大親神大生命 大自然の大いなる生命の営み
これは大自然のまぎれもない事実です。
わたしたちはこの事実に未だ気が付いていません。大自然により生かされている事実をまったくわからず、なぜ今このように生きることができているのか。それすら考えようともせず当たり前に生きてきました。
わたしたちの本質は永遠の生命と心です。大自然の大いなる生命のお力お働きは、時空を超え永遠に無くなることはありません。わたしたちもそのお力お働きを命としていただいているのですから、命も心も消えてなくなってしまうことはありません。
心だけで生きられる世界から今の世界に身体を貸していただいて誕生し、たくさんのことを学びながら成長し、少しずつ心を大きくしていきます。楽しいことやつらいこと、出会いと別れを繰り返してそれまで感じたことのないたくさんの思いを心に詰めていきます。やがて身体は使えなくなる時が来ますので、お貸しいただいた感謝の気持ちもってお返しし、また心だけの世界に戻ります。次に生まれ変わるときは、また新しい身体をお貸しいただいて違う運命環境の中で生きていくことができます。次に生まれかわる時も身体や環境は新しいものに変わりますが、心は自分の心そのものです。
わたしたち一人ひとりそれぞれに永遠の命をいただいています。命あるものには必ず心がありますから、自分の心も死んで消えてしまうことはありません。
これから先の将来のことも、命は永久になくならないことがわかれば考え方も大きく方向を変えていくこととなるでしょう。地球の未来と言葉ではいっていても、これまではどこか人ごとであって自分のことのように積極的に考えることはなかったと思います。これからは地球の未来は自分の未来でもあります。この人生が終わり次に生まれ変わるのもやはり地球のようです。どこの国に生まれるのか、男なのか女なのかはわかりませんが、わたしたちはまだこの地球でしか生きられないようです。そのようにして心を高めていく生命の活動は永遠に終わることはありません。
大親神大生命は大いなる生命のお力お働きをみんなに与えてくださり、生まれさせ育んでくださる営みをずっとしていてくださいます。あらゆるものが素晴らしく生きながら成長発展していくことだけを願っていてくださる御愛の御心です。わたしたちもその御心を自分の心としていただいています。
わたしたちは今こうして実際に大自然により活かされ生きています。ですから身の回りにはこの事実を裏付けるものがあふれています。今までは当たり前のこととしてやり過ごしてきたことを、一つひとつていねいに考えていけば必ずこの事実に行き着くはずです。たとえ科学が証明できなくても生命をいただいている事実は変わりようがありません。そうして自分の頭で生み出した考えは単に教えてもらった知識とは違い、ずっと自分の中で生き続けていくものになると思います。
大親神大生命 大自然の大いなるお力お働きにより自分は活かされ生きている。
この事実を知識だけにとどめず、何としても自分の心に刻み付けましょう。それが素晴らしい自分自身を創り上げて行く始まりだと思います。
まだわたしたちは、生きることは自分自身を創り上げて行くための活動であることを知りません。大自然の中でたった一つしかない自分という心をつくっている途中です。自分の心をつくることとは、確かな自分を実現させていくことなのかもしれません。誰かのうけうりや薄っぺらな知識ではない本物の自分を創り上げていく、喜びにあふれた終わりのない創作活動です。本物の自分にしていくためには本当のことを知らなくてはなりません。
わたしたちは大自然の中で活かされ生きています。この大前提をもう一度よく考え直す時が来ているのかもしれません。
この大自然はわたしたちが造ったものではありません。生きていくために必要な環境のすべては大自然の大いなる生命のお力お働きにより成されていることです。広大な宇宙空間から始まり、私たちの住む地球や太陽などの天体、空気や水といった生きるために必要な物質、そしてあらゆるもののいのち。そのひとつをとってみてもわたしたちがつくりだせるものはありません。すべて与えてくださっているから、今このように生きることができています。大自然という大いなる生命の世界の中にいるからこそ、自分という主体を通して生きていくことができます。わたしたちはそのことも忘れ、あたかも自分たちで造り出したような顔して、我がもののように地球を扱ってきました。
大自然の大いなる生命のお力お働きに感謝の気持ちを持つことはおろか、そのご存在にすら気がついていませんでした。
大自然は摂理、理法という原理で成り立っています。自然というとまったくの無秩序のようにも思われがちですが、大自然界は厳格な原理により構成されていて、それは絶対なる掟のような決まりです。大自然により生かされているあらゆるものは、その原理に沿って生きていくことで発展していくようにしてくださっています。大自然の原理に沿ってすべてのものが調和し、成長発展していく世界ですから、ひとつとして掟に背くことは許されません。
意志のもとに変わっていく力と働き
わたしたちは今実際に生きています。何のために生きているのか、なぜ生きなければならないのか。生きていることの意味も知らずにずっと生きてきました。そしてこれからも生き続けていきます。
大自然の大いなる生命のお力お働きにより大自然界が創造され、数えきれないほどたくさんの自分という意識を持ったそれぞれの心が大自然界の生命の中で活かされ生きています。その心は何かを知ること感じることで思いを持ち、考えを広げながら行動し、その結果を学んでいく。その繰り返しの積み重ねによってすこしずつ心は成長していきます。心の世界と物質体の世界とを生まれ変わり出変わりしながら自分の心を創り上げていく。その成長の先に何があるのか。それがわかれば生きることの意味がわかるはずです。
わたしたちが今感じている幸せや喜びは、動物であったときに感じていたものとそう変わりはないのかもしれません。まだ心の段階が未発達な動物たちは本能という形の生きていく術をいただいています。誰からも教わらずとも生きていくために必要な行いをし、生き続けることが生きることの目的になっているような気がします。そうして生き続け何かの役に立つことで心の段階を少しずつ高め、それまで味わうことができなかった思いや感覚をつかんでいきます。
もう少し心が発達したわたしたちは、自らの意志で生きる意味や目的を考えられるまでになりました。動物たちのように本能に従いながら生きるのではなく、自分で考え将来を自由に選べるまでに成長させていただきました。
大自然には意志のもとに変わっていく力と働きの原理があります。自分の意志でどのようにでも変わることのできる力が働いています。
大自然の大いなる生命のお力お働きのご意志により大自然界をお創りいただきました。大自然の原理によってすべてをお創りいただき、変わっていくお力お働きが時の流れをもつくり出しています。
生きていくということは自分を高めていくことです。自分の心の中に確かな意志を持ち、より良くより崇高になっていくことです。その一生がどんな運命や環境であったとしても、努力して自分が高まっていく喜びこそ本当の喜びだと思います。ただわたしたちはまだ本当の喜びを知りません。お金や物、名誉や権力を得ることに喜びを求め、それを実現するために自分のもてる力の大半を使っています。ですが苦労して手に入れたとしても、それは永くは続かないつかの間の喜びでしかないのかもしれません。もっと質の違う決して終わることのない果たしない喜びが本当の喜びであるような気がします。その喜びを感じるためにあらゆる生き物が発展していくのではないでしょうか。
自分が高まっていくことは変わり続けることです。それが生きている姿であるのでしょう。いちばん大切な生命はそのためにいただいています。
すべてが発展に向かい変わり続けていきます。変わることを恐れず、更に上を目指していきましょう。変わっていくことは破壊することではありません。最初からやり直さなくても変わっていきことはできます。今まで築き上げてきた自分はとても尊いものですから、自信をもって発展の道中を歩んでいきましょう。
わたしたちは、大自然の変化の中で起きるさまざまな現象に応じてうまく生きていく術は、どうやら身につけることができたように思います。永い時間をかけそれなりの社会を創り上げてきました。ですが今までの成長は大自然の変化に流され、たどり着いた現在であると思います。自らが目標を決め、進んできた理想の地ではないようです。
自分が生きていることは、大自然にとって大きな意味のあることです。みんな大自然にとってかけがえのない大切な存在です。ですから自らの力で生きていることの意味を見いだし、積極的に将来を創り出していくことが大切です。そうすればこの一生はとても大きな変革となり、これから先も心豊かに成長していくこととなるのでしょう。成長発展に終わりはありません。これまでもずっと成長を続けてきましたし、これからも成長し変わり続けます。自らの意志により、思い描いたとおりに変わっていける力と働きが大自然界のすべてにあります。
本物の自分を創り上げる
これから先もわたしたちは永遠に生き続けます。この人生の終わりが自分の終わりではありません。ですからこの人生をできる限り価値あるものにすることで、身体をお返しし心だけの生存の活動に戻ってからの心のあり様が大きく違ってくるそうです。
これから先の地球は、これまでわたしたちが繰り返し引き起こしてきたことが原因で、これまでとは違う現象が次々と起きてくるようです。自分たちの都合でしてきたことがどれだけ悪い影響を与えてきたのか思い知ることになるのかもしてません。身勝手で思い上がりの気持ちが様々な自然災害だけにとどまらず、よくない現象を招いていきます。
わたしたちは今まで経験したことのない過酷な環境の中を生き抜き、自分たちがしてきたことの責任を取らなくてはなりません。そうしなければ自分たちの未熟さに気がつかないからです。今までにあった生き物の大量絶滅なども大自然の良心から成されたことなのかもしれません。そしてどんなに過酷である日々も必ず終わりがきます。終わることは救いです。どのような大変な経験でもそれは必ず自分を高めていく材料となり、時の流れとともによい思い出として残っていくのでしょう。
わたしたちはまだまだ本当に未完成です。これからも完成を目標にずっと成長し発展していきます。現状に満足することなく高みをめざし努力する意志さえあれば、どこまでも崇高に変わっていくことができるのでしょう。そのためには大自然界の原理を学ばなければなりません。大自然界の原理は身体があろうとなかろうと、どんな運命や環境をいだだいたとしても通じる永遠に変わることのない原理です。
大自然界の原理を身につけ、事実だけを捉えられる力をつけていくことで、未来をもつくり出せる自分の心に高めていくことができそうです。そうすれば大自然界の一部として本当に役立つことのできる力となります。大自然界の一部として役割を果たしていく生命の活動が始まります。
大自然界においての生きる喜びや味わいは、今わたしたちが感じているようなものとは違い、もっととてつもなく大きく深いものだそうです。わたしたちには表面的なほんの一部分しか感じられる感覚しかないようです。ですからもっともっと高く大きく発展して、活かされている感謝、生きる喜び味わいをより深めていけるように発展していきます。
大親神大生命 大自然の大いなる生命のお力お働きにより活かされ生きているありのままを心に刻み付け、大自然界の原理を身につければ、わたしたちの未来は大きく開け希望に満ちたものになっていきます。これまでのように小さなことで悩み苦しみ、何かにすがって生きていく囚われの気持ちではない、自分の確かな意志を持ち、感謝と感動で生きていける本当の姿に変わることができます。みんなで活かされ生きていることを喜び、心からの感謝の気持ちで素晴らしく生きていくことのできる本来の姿の世の中を実現していきましょう。
大自然界は大親神大生命がお創りくださった生命の大親の愛の世界です。
大親神大生命 御愛の御心が本当のことをわたしたちにわからせてくださるために、大自然界の事実を告げてくださっています。あらゆる生き物が素晴らしく生きていくことのできる美しい地球であるために。
大親神大生命より直接に貴き大自然の事実をお授けいただき、本当にたくさんのことをわからせていただいておりますことを、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございます。
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